今回は久しぶりに亀山7座 です。以前のブログを見返しましたが、仙ヶ岳(961m)には2020年11月に、三子山(568m,みつごやま)、四方草山(667m,しおそやま)、臼杵岳(697m,うすきねがたけ)には2021年6月に登っています。野登山は仙ヶ岳登山の際にかすめているけれど頂上は踏んでいないようです。
今回は亀山7座の最南の錫杖ヶ岳(676m)に登ります。これを登ると7座のうち5座登ったことになるわけです。
鈴鹿セブンマウンテンは全部登りましたが、地理的に鈴鹿は石灰岩質で亀山は花崗岩質になっています。全般的に鈴鹿の方が標高は高いのですが、硬質の花崗岩のおかげで亀山のほうが岩場が多くて難所が多いです。過去のブログを見返しましたが、踏破済みの4座もザレ場、キレット、ヤセ尾根が多かった。
錫杖ヶ岳の登山口(加太向井(かぶとむかい)駐車場)は京都方面からは新名神と名阪国道を組み合わせれば意外なほどすぐに行けます。
頂上にあった説明板によれば、錫杖ヶ岳は地元では「雀頭(じゃくとう)」と呼ばれていたが、修験者からは「錫杖」と呼ばれるようになったと書いてある。干ばつ時には雨乞の儀式も行われて大正時代の干ばつ時にも儀式があったそうな。
錫杖も孔雀の頭も丸く、錫杖ヶ岳の山頂の形もGoogle Earthで眺めてみたけれど際立った特徴は見当たりません。
今回の錫杖ヶ岳の登山ルートです。加太向井(かぶとむかい)駐車場の登山口から南東に進み安濃川(あのうがわ)に抜ける沢沿いの道の途中にある柚之子峠で東の尾根道に入って頂上へ進みます。
登山ルートは短く約4kmで行動時間は3時間弱、累積標高は430mでした。とは言え、亀山7座に名を連ねているだけあり頂上付近にはクサリ場が連続していて、初心者一人登山だとちょっとどうかな?といったところです。
名阪国道の向井ICを国道24号に降りたところから林道に入り5分ほど走ったところに加太向井駐車場があります。舗装されていて比較的走りやすい道です。
柚子之木峠から尾根道になりますが割とヤセています。
かなりの勾配。ちなみに今回は海の景色好きの相棒と来ています。ここの頂上は伊勢湾が見えるので来ました。
花崗岩質の山らしく土壌が薄いので木の根が地表にしがみついています。歩きにくい反面、這い上がる時につかめるのが便利です。
9番目まできました。このあたりから激しい急勾配になります。階段が設置されているのが人気の山なんだなと思います。
さあ、クサリ場がでてきましたよ。
クサリ場は気を遣いますが、石鎚山のように足元が見えなかったり足を引っかける場所がなかったりすることはないので、ゆっくり登れば何らコワイことはありません。
登山口から1時間と少々で頂上に到着。亀山登山のなかでは楽勝でした。
伊勢湾の景色。天気はいいのですがちょっとガスっているのが残念。右手に見えるのが錫杖湖です。安濃(あのう)ダムのダム湖です。錫杖ヶ岳では大正時代まで干ばつのときは雨乞いの儀式が行われていただけあって安濃(あのう)ダムは昭和末に農業用水の確保を目的に建造されました。
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