2021年10月23日土曜日

【鈴鹿】入道ヶ岳

10月になりコロナ感染が思いのほか大きく減少してきました。このまま終息してくれるとうれしいのですが。

また、10月11日の週は30度になる日もあり、Tシャツで冷房をつけたりしていましたが、18日の週は冬のように寒くなり、どうも昨今の気候は極端になってきているようです。

さて、今回は鈴鹿7セブンマウンテンズの最も南にある入道ヶ岳に登ります。

下図の⑦の印が鈴鹿セブンマウンテンズで、⑩は、鈴鹿十座という別グループです。

鈴鹿セブンマウンテンズは1964年に近鉄が朝日新聞、名古屋テレビと共同で始めた登山大会の際につけられたグループであるのに対して、鈴鹿十座のほうは、東近江市が「東近江らしさ」を基準にセレクトした山です。

また、入道ヶ岳の下にある「カ⑦」の印は、亀山7座のグループです。


立体地図で見ると、亀山7座の仙ヶ岳と野登山につながっているのがわかります。今回は、椿大神社(つばきおおかみやしろ)を起点にして周回コースで登ることにします。


ルートマップです。登山ルートは色々あるようですが、北尾根コースで登り、二本松コースで下ります。北尾根コースは急坂で岩場を上がっていく場所もあるので登りに使うほうが向いていると思います。対して二本松コースはゆるやかな坂で、景色が良いので下山に向いています。

全般的にクサリ場やロープが必要なところもなく、初心者でも登れるコースだと思います。

全行程で8キロ、5時間弱で、累積標高は約750メートルでした。

この北尾根コースと二本松コースの間に井戸谷コースがありますが、谷沿いなのでザレ場が多いようです。

また頂上が広くて開けており、景色が大変良いです。特に伊勢湾が一望できるのが素晴らしいです。


京都からは1時間半ほど、鈴鹿スマートICのから少し行くと椿大神社(つばきおおかみやしろ)があり、登山者用の第三駐車場に停めます。

紅葉の季節の前で、100台近く停められるスペースがある広い駐車場ですが、朝9時で満車に近い状態です。やはり頂上の景色が素晴らしいので人気の山なのでしょう。

さて椿大神社の奥の登山道へ進みます。


こちらが登山口。北尾根コースは右の鳥居の下の参道を進みます。帰りに通る二本松コースも最後はこの地点に戻ってきます。


本日は3人のパーティーです。


取りつきはなかなかの急坂です。


この辺り500メートルほど平坦な道があり、途中に送電塔があります。



木の根と岩に足をかけながら急坂を登ります。


避難小屋がありますが、倒壊の危険があるらしく立ち入り禁止になっています。
まだ400メートルほど登らねばなりません。


なかなか手ごたえのある坂です。


こちらの北尾根コースはあまり景色が見れないのですが、伊勢湾の景色が開ける場所があり疲れが吹き飛びます。


入道ヶ岳はイヌツゲとアセビの群生が多いそうです。両方等も常緑樹。

これはイヌツゲかな?モチノキ科だそうで、ウネウネと群生すると魔女の住む森のように見えます。


こちらはアセビの群生。有毒で鹿が食べないので、最近は色んな山々で頻繁に見かけますが、これだけまとまって育っているのは珍しいかも。


頂上までもう一息。ずっと急坂でしたが、頂上手前は登りやすいです。


山頂(付近)にたどりつき喜ぶ二人。私も喜んでいます。


鈴鹿セブンマウンテンズの兄貴分、(左)鎌ヶ岳(1161m)、(右)御在所岳(1212m)がきれいに見えます😀。御在所岳を行くロープウェイの赤い車両も見えます。


絶景👀なのがこの伊勢湾の景色です!


こちら拡大写真。南アルプスや富士山も見えるような気がしますが、ちょっと確認はできませんでした💦


山頂付近は、ずんぐりと丸くて高原のようです。今立っているところが北の頭(910m)で、左後方に小さい鳥居の立っているのが入道ヶ岳頂上(906m)です。

アセビの低木があるだけで遮るものがないので、かなりの強風です。風速15メートルくらいあるかと思います。


頂上付近はあまり高低差がありませんが、北の頭からぐるりと椿大神社奥宮を通って、入道ヶ岳頂上へ行きます。


椿大神社奥宮の周りはアセビが防風林がわりになっているので、少し不謹慎ですが、横でランチにします。今日は定番のおにぎり2個とシジミ味噌汁です。


ランチの後は、鳥居のある頂上へ向けて出発。


南側には、亀山十座の(右)仙ヶ岳(961m)と(左)野登山(852m)がきれいに見えます。仙ヶ岳は昨年の11月に登りました。


頂上にやってきました。


鳥居の向こうは伊勢湾です。実に素晴らしい景色。


景色を堪能したあとは下山。二本松コースを下りて行きます。


しばらくは景色を楽しみながら降りるのが楽しいです。


満足げに景色を見るN氏。


イヌツゲの群生を抜けていきます。


下の方は沢が近く少しザレ場になっているので、砂利に滑らないように注意しながら降ります。


川原に出てきました。ここでコーヒータイム。温かい飲み物がおいしい季節になってきました。


今回通った北尾根コースと二本松コースの間にある井戸谷コースの分岐点がありました。

入道ヶ岳は、高速出口から近くて便利で、1000m弱の山なのに素晴らしい景色が楽しめてとても楽しかったです。