これは愛宕念仏寺の地蔵さんです。
クリスマスイブの前日、嵯峨から北へ行ってみようと自転車で出かけた。途中で仁和寺に立ち寄ったところで、小ぶりの雨が勢いを増してきた。
色即是空、好きな言葉だ。この言葉を掲げるお地蔵も、とても柔和な表情をしている。「自然に生きなさいよ」と語りかけてきそうだ。
クリスマスイブの前日、嵯峨から北へ行ってみようと自転車で出かけた。途中で仁和寺に立ち寄ったところで、小ぶりの雨が勢いを増してきた。
お庭が見えるところでなんとか雨をやり過ごそうと休憩。遠くに三重塔が見えてとても心地よい場所であった。
仁和寺の三重塔まで戻った時点でかなりの強さになってきた。塔の下でやり過ごそうと思っても勢いは衰えない。
それでも、ここまで来たんだから...とびしょ濡れのサドルを拭うと、手袋に水がしみてもはや暖をとる機能を失い、素手でハンドルを握ると嵯峨へ向けてこぎだした。
ショックだったのは、防水だと思っていたデュベティカのダウンに水がしみてきたこと。多分縫い目からはいってきたのだと思うが、ダウンに水がしみると一気に防寒性が喪失することがわかった。
そうなったときはすでに嵯峨の山に向けて坂道を登っていた時なのでもう引き返せない。ここで引き返したら、もう来ることはないだろうと思ってどんどんペダルを踏んでいると、ついにトンネルが。ここを自転車で入るのは危険で気持ち悪いなと思いきや、左手にお寺を発見。
これが愛宕念仏寺。
びしょ濡れのまま、拝観料を払って石階段を登ると三つの金色の釣り鐘が。いい音です。
さらに短い石階段を登ると無数のお地蔵さんが。しかも一つ一つのお地蔵さんがとても人間味あふれる表情をしている。なんともユーモラスな。
色即是空、好きな言葉だ。この言葉を掲げるお地蔵も、とても柔和な表情をしている。「自然に生きなさいよ」と語りかけてきそうだ。
この時期、京都のあちこちで見られる赤い南天の実が美しい。
この後、靴下までびしょ濡れのまあ、天山の湯で温まる。風呂上りにまた濡れた服を着るのが非常に気持ち悪かったが、幸運なことに帰りは晴れ空で、温まった体温も手伝い、衣服も乾いてきた。
0 件のコメント :
コメントを投稿