昨日(10/21)に高市さんが新総理に任命されました。女性初の総理大臣ということも有意義だと思いますが、久しぶりに覇気を感じる首相が出てきたなと思いました。
気候の方は先週まで30度に迫る暑さだったのに10度以上下がって一気に秋が来たといった感じです。本当は今のような気候は9月に来るはずなんですが。
さて、今回は東海道歩きです。先月に初の東海道歩きを始めたのですが、奥さんの希望で鈴鹿峠の前後(土山宿、坂下宿、関宿)を歩いてしまったので、草津宿から土山宿を2回に分けて歩くことにしました。今回はその1回目で草津宿から石部宿になります。正確には石部宿を過ぎたJR三雲駅までが行程です。
東海道は京都の三条大橋がターミナルですが三条大橋から草津宿までは既に踏破した中山道とカブっているので省略して、筆者の東海道歩きは草津宿を始点にしています。
以下が詳細ルートと記事で紹介したスポットです。全行程19kmで4時間半ほどの歩きでした。いつもはもう少し歩くのですが、前述したような都合があったので短めの距離になっています。
草津川を越えるところにある道標。草津川は天井川といって平地の上を流れている。氾濫しないように堤防を人為的に高くしていった結果こうなってしまいました。人家の屋根より高くなっています。
新幹線の線路を南下した草津川沿いにある田楽茶屋「ほっこり庵」。このあたりは目川集落で名物が田楽だったそうです。
東海道名所図会にも目川の田楽が紹介されています。「豆腐百珍の一種」と書いてあるので調べてみると、江戸中期に「豆腐百珍」という料理本が大ヒットしたそうです。「目川に来たら絶対に田楽を食べなきゃ」と言ってたのでしょうね。
今回のルートは全く国道を通らないばかりか、旧街道の雰囲気の残り香が感じられる道が多くてとても楽しめます。
同じく目川のひょうたん屋さん。いまでも販売されているようです。かつては年間9千個を売り上げたそうです。
街道の先に見えるのが近江富士こと三上山。いつも思うけれど山を背景にした街道っていいですね。
手原の稲荷神社にあった奇妙な石造りの手掌。説明を読んで調べてみると、手孕み伝説というのが元になっているらしい。
「肩かえの松」と記されています。旅人足がこの松の下で休憩して、荷物を別の肩にかけ替えたそうな。
このあたりが東海道で最も近江富士に近い所。キャベツ農家さんらしく整然と植えられているキャベツ畑と近江富士の景色が素晴らしい。
ここが和中散の本舗「ぜざい」です。徳川家康の腹痛がこれで治ったことで有名になったそうです。
石部宿の西端、西縄手と呼ばれた場所。京都方面からきた大名行列はここで隊列をあらためて宿場に入る準備をしたと書いてある。
日替わりランチ。良いお味でした。名物の田楽は食べませんでした。筆者が街道歩きの人なので、帰り際に「気を付けて」とやさしく声をかけてくれました。
案内板が立て込んでいますが、目を引いたのが「お半」と長左衛門の心中話。浄瑠璃になったほどの有名な話のようで調べてみました。
野洲川に流れ込む大沙川(おおすながわ)の下をくぐる隧道。この川も相当の高さの天井川です。この隧道は明治時代のもので、それまでは直登して川を渡っていたそうです。
写真右側から天井川に登れるようになっているので行ってみると弘法の杉があります。樹齢750年と書いてありました。左利きで箸を使う子供を矯正するのに、この杉の小枝で作った箸を使わせたという変わった逸話があります。































































