高見山ですが、奈良県と三重県のおおよそ中間地点にあります。
榛原駅には霧氷を見ようと多くの登山客が詰めかけていました。でも三峰山にいく人の方が多かったように見えました。それでも8:15発の高見山へは2,3台のバスを出していたようです。
登山口には行きのバスだけで、帰りのバスはたかすみ温泉からしか出ません。ちなみに息のバスで割引券を配ってもらえます。
こちらがバスから降りた直後の高見山登山口の様子。冬にこれだけ登山客が集まるのは珍しいですが、それだけ霧氷が人気なのでしょう。
バス停からすこしいくと登山口。
このコース図はバスに乗るときに配布されたものです。左下からスタートして左上に戻るコースですが、右上の霧氷が目的なので右下まで行かずに途中の小峠から上に登って山頂に向かって右に進むというルートです。
これが実際たどったルートです。左下スタートで左上がゴール。ちょうど雪で白くなっていますが、登った日で霧氷があったのはもうちょっと頂上に近づいたあたりからでした。
登山口からの道は非常によく整備されています。
しばらく石畳が敷いてありますが、手間がかかる割には、歩きにくいので実はそんなにありがたくはないのです。昔は馬を引いたので必要だったのでしょうか?
撞木松。撞木とは字の通り鐘を撞くための木。
石畳が続きます。
場所的に奈良と三重、和歌山、昔でいうところの大和、伊勢、紀州の間に位置していたとは言うものの、このようなところに市場があったとは想像しにくい。
ここから北に向かうと天狗岩があるが真っすぐ進む。「雲母曲」と書いて「きららひじ」と読む。
ここから杉林が続く。
小峠に到着。林道を進まず、鳥居をくぐって登山道を進む。この道がちょっとわかりにくい。
ちょっとがんばって坂を登りきると北側の道に合流する。右(東)に進むと山頂で、帰りは左(西)のルートに進むとたかすみ温泉がある。
あいにくガスっていて景色はまったく見れませんがこれはこれで味わいがある。本日ベストショットの一枚。
高度が上がって残雪が出てきました。
神武天皇が登ったとされる岩。今日は登ってもなにも見えません。このあたりでアイゼン装着です。
ついに霧氷がでてきました。
呪文をとなえると動くという揺岩。根が岩の割れ目に食い込んでいる。
みなさん写真を撮るのに夢中です。背景が青空だったら全然違った景色なのでしょうが、これも冬らしくてよい。
風は北から吹いてくるので霧氷は北から南の方向に形成されます。
高度を増すにつれて霧氷の長さが増し、馬のたてがみか、羽根のようになる。
一人だけで歩いていたらちょっと不安になったかも。滑落するような道はなかったけれど、もし落ちたら終わりでしょうね。
羽毛のよう。
地面を見ると、霧氷のかけらがちりばめられていて美しい。
頂上手前ですが、前の女性は飛ばされそうになって体を支えています。
小屋到着。私が到着したときはベンチにスペースがありましたが、次から次へと人が来るので展望所で食事をしていた人もいました。
おにぎり二個と沸かしたお湯で青さ汁をいただいたら次の人にスペースを譲ります。
高角神社。
神社の先に登山道は続き、国見山、さらに明神平に至ります。全く景色は見れません。
氷も厚くなり、霧氷か樹氷かわからくなってきます。
霧氷も十分見たし、吹雪で寒いしで、緑が見れるところまで降りるとホッとします。行きの際にきた三叉路ですが、帰りはたかすみ温泉方面へ進みます。
三叉路にあった地図。
このルートはずうっと杉林になります。
丸太をつかった階段が多いのですが、土が流れてしまい、ただの障害物になってしまっています。とても歩きにくい。
台風のせいだと思いますが無残な倒木。杉林の半分くらいが倒れているのではないでしょうか。自然に育った木ではないので弱いです。
高見杉の小屋。
小さな沢が多く、金属製の橋が渡してあります。
温泉が待っていると思うとステップも軽やかになります。
登山道の出口を振り返って。
振り返ってみましたが、高見山はこの奥に隠れていて見れません。
GoogleMapで見てみるとこんな感じです。関西のマッターホルンと言われるそうですが、確かに薄い包丁のように見えますね。
たかすみ温泉ですが、無色無臭で普通のお湯のようでしたが、露天もあり、なにより疲れた体には染み渡るお湯でした。
後からどんどん登山客が下山してくるので最後は入場制限をしていました。
15時のバスは時間通りに出発、約束していた大阪での飲み会にも間に合いました。
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