2018年6月10日日曜日

平安神宮 神苑のハナショウブ

6月10日、花菖蒲の時季ということで、平安神宮の神苑に行きます。

その前に、前から行きたかった粟田山荘でお昼ご飯を頂きます。というか、これが一番の目的ですが。

前から中をのぞいたりしていましたが、本日は二カ月前にようやく予約が取れたので堂々と門をくぐります。

今回の写真は全て iPhone X のカメラで撮影しています。


案内されたのは一階の茶室です。お庭が素晴らしいながめ。


粟田重というランチメニューです。これにさらに天婦羅もつきますので、結構お腹いっぱいになります。一品一品けちのつけようのない美味しさです。デザートはお菓子に抹茶もあります。ディナーに比べてかなりお得感がありますね。


灯りとセットで撮影。



さて食事の後は、平安神宮に到着。社殿の写真はとらずに神苑の入口にいくと案内図がありました。

小さな入口があるだけなので、いままでてっきりちっちゃなお庭ぐらいにしか思っていませんでしたが、案内図を見ると、なんと、社殿をぐるりと取り囲むとても大きな敷地であることに驚かされます。

平安神宮自体は、平安遷都1100年を記念して桓武天皇を祭神として明治28年に建てられたものですから、京都の他の神社仏閣と比較すれば、新しめの神社で歴史的価値はそれほど高くはないのです。

そう考えれば、平安神宮に来たら、社殿よりも神苑を見なきゃ真価を見なかったことになると言えます。


入口を入ってすぐに振り返ると朱塗りの社殿が見えます。平安神宮ぽいです。


ヤマトナデシコ。小さいけれど元気で可憐な、日本女性の象徴。


日本最古の電車らしい。なぜここに展示されているのか若干不思議ではありましたが。


京都を代表する桂の木。普段自然の山ではほとんど目にすることはありません。


石橋の手前でふと見るとカモが首を泥に突っ込んで餌を探しています。ユーモラスで可愛い。


紫陽花がまだ咲いています。自然の景色を濃縮したような構成、琵琶湖疏水の豊富な水の流れを生かした庭園である神苑は、7代目 小川治兵衛さんの設計です。


さあ、ここからが花菖蒲の大盤振る舞い。これだけ多くの花菖蒲が咲き誇る場面は見たことがありません。本当に見応えがあります。


餌を求める鯉たち。ちょっと気持ち悪い。



ハナショウブは、アヤメ、カキツバタと比較して色が豊富なのが特徴です。同じ紫色でも青紫、赤紫とあり、その優雅な花弁とあわせて気品のある姿です。

ちなみにハナショウブは湿地、カキツバタは水辺、アヤメは乾地に咲きます。3つとも英語ではアイリスです。アヤメは黄色のスジのまわりに睫毛のような放射状の線がはいっているからわかります。覚えるならアヤ眼の付けまつげ?カキツバタは黄色のかわりに細い白い線です。






この二枚はiPhone Xのポートレートモードで撮影しています。スマホのカメラも一眼レフの描写力にかなり近づいてきました。






ハナショウブの群生を後に、中神苑に向かうと今度は睡蓮の花が咲いています。




東神苑の泰平閣。もともとは御所にあった建物を移築したもので、内部は回廊となっており大きな池を渡る橋の役割と、両脇のベンチでゆっくり座って景色を眺めることもできます。


池にある飛び石などは、三条大橋、五条大橋の改築の際に不要となった石柱を再利用しました。


東神苑から平安神宮に戻りますが、正直お庭がこんなに巨大で、しかも美しいとは知りませんでした。

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