2017年4月1日土曜日

岡崎 桜回廊十石舟めぐり、琵琶湖疏水、都ホテル

桜のシーズンということで琵琶湖疏水の水路を十石船(じっこくぶね)で廻ろうというイベントに行ってきた。といっても冬が長かったせいで生憎まだ桜はなく、チラシのようにはいかなかった。


地図でみていただく通り、動物園のそばの船着き場から聖護院のあたりまで往復30分程の舟めぐりの旅。


さすがに桜がほとんどないので乗客も多くはなく、案内の女性の方もどことなく申し訳なさそうにしていました。


この十石船ですが、屋根が自動で上下する仕組みが斬新。なんせ橋が非常に低いので屋根を下げてもギリギリで最初は一瞬ヒヤっとする。



行程で唯一の鑑賞に耐えうる桜がこれでした。川面に垂れる姿がなかなか美しい。



十石船めぐりのあと近くの琵琶湖疏水記念館に行った。明治23年に大津から蹴上までをつなぐ水路を作る大プロジェクトを実行し、その後3回大がかりの拡張工事が行われている。


これは記念館にあったジオラマで、ちょうど記念館から南東の方向を見たかたちになっている。右が東山で左が大文字山のふもと。
山の谷間に山科に向かってまっすぐに伸びているのが蹴上インクライン。


蹴上インクラインは、京都と大津を結ぶ海上輸送ルートで、高低差があるので舟をひっぱりあげる役割を担っていた。琵琶湖疏水は水の消費が目的だけではなかったんだ、と理解。


GoogleEarthで今の様子をみるとこんな感じです。


琵琶湖疏水について勉強したあとは都ウェスティンホテルの敷地にある散策コースを歩く。華頂山(かちょうざん)のふもとの30分くらいの散策コース。
華頂山というのは初めて知ったがマップでみると、東山三十六峰の中の一山で、登山ルートもあるようだ。


散策路はウェスティンホテルの敷地内で歩く人も少なく、ウグイスの声に癒される。


上まで登ると景色が広がる。右手に少し見えるのが比叡山。



ホテルの敷地内には散策路の他に小川治兵衛作の葵殿(あおいでん)庭園があった。回遊式庭園だが細くて急な石畳の上下に小滝が流れ、庭園というより沢と言った趣。


こちらは村野藤吾作の佳水園(かすいえん)。宿泊可能で一泊54000円。もっと高いかなと思った。



ウェスティンのティールーム。



コーヒーはおかわり自由。まあ値段を考えれば当然かも。



会計でお金を払ってる時に旧都ホテルを訪れた著名人達の写真がずらりと並んでいて、そこにチャールズとダイアナの写真があった。調べてみると京都訪問は1986年の5月。もうすでに二人の関係は冷え切っていて別居していたらしい。ひょっとしてホテルでも別々の部屋に寝たのかも。けっして口外できないホテルの秘密とか?


【4/16に追加です。】

この記事は桜がなくて寂しいので追記します。満開のピークが過ぎた週末に撮影しました。琵琶湖疏水の聖護院あたりに水位調整の場所があり、そこに落ちた桜の花びらがじゅうたんのようにしきつめれていてとても美しいので撮りました。








0 件のコメント :

コメントを投稿