【雪の中に佇む金閣寺】
朝起きると外は雪景色。去年も一日だけ積もったけど今日はそれ以上だった。毎週日曜日朝は東山テニススクールに行くのだけれど本日は閉校とのこと。
だったら、ということで、金閣寺に向けて出発!最初は自転車で行こうとしたがすぐに無理ということがわかった。
いつも人気のカフェBiblioticの芭蕉の木もかわいそうな状態。
烏丸通りはこんな状態。札幌に行ったときを思い出す。
地下鉄に乗って北大路通までいって、そこからバスに乗る。バス乗り場が屋内になっていて整備されている。満員のバスに乗って金閣寺に到着。
ある程度予想はしていたが、想像を上回るすごい人出。いつもの観光地は半分以上が外国人なんだが、雪の金閣寺はレアモノだけあって、ほとんどが日本人だった。みんな写真を撮ろうと前へ前へ押すので、外国人がつたない日本語で、「押したら前の人が崖から落ちますよー」と怒られるしまつ。
そういう状況でしたが、ようやく苦労して撮りました。落ち着いてじっくり見てみると、やっぱりいいねぇ。真っ白な世界に輝く金色。しかもいわゆる黄金色ではなく、上品な色がいいと思います。
場所を変えてもう一枚。
金閣寺を建てたのは室町時代の足利将軍三代目の足利義満。金閣寺を見ると足利義満の野望が見えてくるのです。この図は、井沢元彦氏「天皇になろうとした将軍」に載っていたものです。織田信長と並ぶ強烈な個性を放つ足利義満と、その祖父であり室町幕府の創始者、足利尊氏がうまくまとめられています。
さて、金閣寺ですが、一階が金で覆われていないのは見ればわかりますね。さらに、一階は寝殿造りといって公家風の造り、二階は武家造り、そして三階は禅宗仏殿造りと、スタイルが違っているのです。
本来一番偉いはずの公家を一番下に置き、しかも金箔を敢えて張らず、武家をその上に載せているのは、幕府のほうが朝廷よりも偉いというメッセージなのです。そして、その幕府の上に乗っかっているのが仏教。これは当時禅宗に身を置いていた足利義満自身を表しているのです。
さて、写真の戻って。
この角度の画もいい。雪化粧の木が主役でその後ろにそっと佇む金閣寺。わびさびですなー。
これも敢えて枝を主役にしてみました。金閣寺はボカシて。
押しくらまんじゅうと人混みに疲れたので、近くのコーヒー屋さんで休憩したあと、歩きはじめました。満員バスは御免なので、とりあえず建勲神社(たていさお)まで行ってみようと。
この大雪の日に厄払いをしていました。夫婦かな?
狛犬君は前が見えないよーー
帰りに出会った雪だるま君。メガネと耳がかわいい。これを作ったコはアートのセンスがあるね。
船岡温泉にはいったろか~とちょっと思ったけど本日は午後3時からだそう。
ちょうどお昼になったので船岡温泉の並びにあった、「さらさ」というカフェに入る。ここは、前は銭湯で、しかも和製マジョルカタイルがあしらわれている、とのこと。
マジョルカタイルがどんなタイルなのかよく知らないけれど、こんな感じ。ここがちょうど女湯と男湯の境目。左下にお湯の出口があり、出口にもきっちりとタイルが貼られている。とても丁寧なつくりだ。それに対して、壁のぶち壊し方がめちゃくちゃ荒い。お店に改装する前は廃墟だったのではないか?
キーマカレーをいただきました。お値段ちょうど1000円。
お腹も膨れたし、もうここまで来たら歩いちまえ!ということで、晴明神社を目指す。
こちらは、普通の(?)雪景色でした。やはりお庭があるところでないど風情が出ませんな。
ということで、エンジニアブーツが重くて距離以上に疲れてしまった一日でした。
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