恐らく今年2025年最後の登山となるであろう小浜にある多田ヶ岳に登ります。
若狭湾の山々ももう全て登り尽くしたかと思っていましたが、探せばまだあるものですね。
多田ヶ岳と春に登った久須夜ヶ岳は小浜を代表する山々だそうです。
多田ヶ岳は、ネットを見ると誰もがトラバースがキツイと言っています。
実際に登ってみるとトラバースの道が十分に出来ておらず斜面を登って行くことになり、滑りやすい場所が多いです。
12月の落ち葉が積もった上に前日の雨のせいで、さらに滑りやすくなっているなか、なんとか登って行きましたが、途中から残雪に覆われてきたので、残念ながらリタイアしました。
山頂712mのうち381mまで登って、距離3.7km、累積標高370m、2時間の山行という結果になりました。
頂上は来年にリベンジするつもりです。
朝9時に能代の妙楽寺の駐車場に車を停めて登山開始です。今回も日本海の山好きの相棒に連れてきてもらいました。
妙楽寺も、近くにある多田寺も多田ヶ岳を背負う寺で、8世紀に行基が開山したとされています。行基は後の一遍上人と同様、民衆の間に仏法を広めた僧です。
妙楽寺は岩屋山の山号になっています。多田ヶ岳と同じ山なのでしょう。多田寺と同じ高野山の真言宗。
しばらく歩くと「入山厳禁」の看板があります。看板には明記していませんが、どうやら松茸が採れるようです。なので「厳禁」なのですね。
この看板は事前にネットで知っていましたが、最近になって看板の下に「登山者の方は連絡不要」との案内が貼ってあります。
コンクリート柱の橋が登山口になっています。
今回途中まで登ったなかでは、最初のトラバースが最も面倒でした。
写真の通り道が十分出来ていません。多分、松茸窃盗を恐れて簡単に山に入れないようにしているのでしょう。
ロープもたわんで使いずらいので出来る限りストックを使って進みますが、それでも危なそうな箇所はロープを掴んですすみます。手袋必須です。
雨に濡れた落ち葉が滑りやすさに拍車をかけています。
登り始めて40分ほどで残雪が出てきました。まぁ、これくらいなら大丈夫。
テープは登山道の要所要所に張られているのですが、登山道がはっきりしない上に小さくて見つけにくく倒木も多いので、何度もGPSでルートをチェックせねばなりません。
残雪が増えてきたので、相棒と相談してリタイアを決断。
頂上手前に100mの急登があり、トラバース+落ち葉+雪の三重苦がエスカレートするだろうとの判断です。
ネットで見たところ、まだまだ何か所かトラバースの難所はあるのでしょう。
木々の隙間から小浜湾が見えました。
「来年、またくるからなぁ~!」
ということで下山したのが、まだ11時前なので海鮮丼でも食いに行こうという話になり、小浜湾そばにある「濱の四季」というお店にやってきました。
割と新しいお店で、ガラス張りの店内から小浜湾を見ながら食事ができるようになっています。
土曜日ということもあり、待ち行列ができていて席に着くまで30分ほど待ちました。
お店の後ろには多田ヶ岳が見えているではありませんか!
こうして見ると全く雪が見えないので「ひょっとして行けたんじゃないか!?」なんて会話します。途中でリタイアすると絶対思いますよね。
帰りの車内で撮った多田ヶ岳。また来年、相まみえむとす。
「濱の四季」の名物で本日から提供されたイカ丼をいただきました。ゲソと漬けの3種が乗っているのにゴマたれをかけていただきますが、これが大層な美味でありました。
30分待っただけのことはあります。
他にも期間限定/数量限定の「せいこガニ丼」は5500円もするのですが、よく売れていました。
帰りの車内で撮った多田ヶ岳。また来年、相まみえむとす。
帰りに熊川宿に立ち寄り、「まる志ん」で蕎麦と鯖寿司の定食をいただきました。鯖街道の宿場だけあり、国産の生鯖を焼いた寿司は二切れですがボリュームがあり、この前のイカ丼と合わせてかなり満腹になってしまいました。














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