まだ6月が終わっていないのに各地で最高気温35度前後の予報が出ています。
今回は当初は亀山7座の高畑山に行こうと言っていたのですが、どうやら高畑山はヒルの聖地らしく、いまの時季に行くとえらい目に遭いそうなので、ネットで調べて蛭フリーらしき兵庫の笠形山(939m)(かさがたやま)に行くことにします。
笠形山は兵庫県の山で関西百名山の一つです。以前丹波篠山に別宅を持っていた頃に丹波国の山々は色々と登ったのでプロットしてみましたが、播磨国以西の山々はあまり登ったことがありません。
スタート地点から見て右ルートが最短距離ですが、途中300段ほどの階段がキツイです。一方で左ルートは途中に、蓬莱岩や仙人滝といった見どころがありますが、右ルートに比べて1.5倍ほど距離があります。
どちらのルートもとても歩きやすい道でロープ、ハシゴといった場所はありません。総距離9.6km、累積標高840m、行動時間は5時間弱ですが、山頂でランチのみならず充実したおやつタイムを過ごしたので合計で6時間ほどかかりました。
そして問題のヒルは、皆無でした。ヒルは日陰の湿った落ち葉によく潜んでいますが、今回のルートは最後に滝が出てきましたが、それ以外は沢ルートではないのでヒルにとって水気が足りなかったのかも知れません。
4人のパーティーで京都駅をN氏のスバルで7時に出発して新名神を通って笠形山の駐車場に到着したのが9時40分。駐車場はヤマレコで表示される駐車場よりさらに登山口に近いところに同様に無料でちゃんとした駐車場が整備されています。駐車場から5分ほど歩くと獣除けフェンスの登山口です。
4人のパーティーで京都駅をN氏のスバルで7時に出発して新名神を通って笠形山の駐車場に到着したのが9時40分。駐車場はヤマレコで表示される駐車場よりさらに登山口に近いところに同様に無料でちゃんとした駐車場が整備されています。駐車場から5分ほど歩くと獣除けフェンスの登山口です。
孝徳天皇を祀った薬師堂があったと書かれています。以前登った太子町の二上山そばに孝徳天皇陵がありました。飛鳥時代の天智天皇、天武天皇の叔父になります。
こちらにもお堂が立っていたけれど秀吉の播磨攻めの際に焼き討ちにあったと書かれています。織田信長は隣の丹波国は光秀に、ここ播磨国は秀吉に平定を命令したというわけですね。
アジサイを撮ったのですが、看板を見ると主役は後ろの樹齢500年の大木だったようです。コウヤマキという水に強い木材。
登山開始から1時間、笠形神社に来ました。前にはハイキングコースの案内板。
孝徳天皇の時代の神社で、以前はお寺も併存していたのが明治に神仏分離でお寺の施設は神社に併合されてしまったようです。
彫刻が凝っているなと思って案内板を見ると、江戸時代、丹波国の有名な宮大工、中井権二作とあります。特徴は躍動感のある竜ということで本領発揮といったところです。姫路城を仕上げた播磨国の池田氏はこんな山中の社まで手を入れることのできた実力者だったということでしょうか。
ここから階段開始。正確に数えていませんが300段くらいはあったと思う。階段は先を見ると辛くなるので足元の段だけに集中する。人生と同じですね。
あと200mで笠の丸。この坂は無言坂と書いてあります。確かにみんな無言で汗をかきながら登っている。
長い階段が終わりました。左手に姫路城の横を流れる岡部川の水源があります。ちなみに姫路城の昭和の大修理の際には笠形山の御神木のヒノキが心柱として使われたそうです。
登山開始から2時間ほどで周回コース頂点の笠の丸(883m)に到着。しかし笠形山の頂上はまだ先にあります。
笠の丸という名前から山城の曲輪かなと思ったのですが、案内版にはそういったことは書いていません。
笠の丸から笠形山頂上のあずま屋が見えます。標高差は50mほどですが鞍部があるので100mほど登らねばなりませぬ。
Tさんのすぐ後ろを歩き、あおり運転と言われているS氏。
笠の丸から約半時間で笠形山頂上(939m)に到着。ちょうどお昼です。写真は長い休憩の後で撮ったので誰もいませんが、12時の時点では満員でした。
写真のあずま屋が満員だったので、もう一つの鉄パイプ製のあずま屋でわれわれはランチとおやつ休憩をしましたが、陽射しがキツイので屋根の下じゃないと長居はちょっと無理だったと思います。
これは方向を記録していなかったので何処が写っているのかわかりませんが、とにかく眺望。
頂上で誰もいなくなるまで1時間以上も休憩をしてから下山します。下山ルートは鹿ヶ原を通るのですがどこが鹿ヶ原かはわかりませんでした。まぁ、今は鹿はどこでもいっぱいいるので珍しくないのですが。
何処かわからなかった鹿ヶ原を通り過ぎて次なる見どころはほうらい岩と仙人滝。
眼下に見えるのが、ほうらい岩です。おそらく修験者の修行場の一つだったのではないかと思われます。
頂上からの眺め。ガスでわかりにくいのですが、筆者には白山の先っぽが見えました。
頂上で誰もいなくなるまで1時間以上も休憩をしてから下山します。下山ルートは鹿ヶ原を通るのですがどこが鹿ヶ原かはわかりませんでした。まぁ、今は鹿はどこでもいっぱいいるので珍しくないのですが。
何処かわからなかった鹿ヶ原を通り過ぎて次なる見どころはほうらい岩と仙人滝。
笠形山登山ルートは所々にあずま屋が設置されています。やはり播磨富士と言われるだけの人気の山です。
眼下に見えるのが、ほうらい岩です。おそらく修験者の修行場の一つだったのではないかと思われます。
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