2022年7月22日金曜日

【青森】奥入瀬渓流ハイキング(&十和田市現代美術館)

 (連日の雨で普段より水流の激しい奥入瀬渓流)


昨日、雨の中、八甲田山になんとか登れましたが、本日は奥入瀬渓流に沿った歩道をハイキングします。

青森県はまだ梅雨が続いていて今朝も雨です💧。しかしながら、今日もレインウェアを装着して強行します。

奥入瀬渓流は八甲田山の南に位置する十和田湖から流れ出る約15㎞の渓流をいい、国の特別名勝、天然記念物になっています。渓流は奥入瀬川に名を変え、東へと進路を変えて十和田市を通って太平洋へ流れ出ます。

十和田湖は八甲田山と同様に火山による噴火によってできたカルデラ湖で、標高400mの高さにあります。


これが旅館にあった奥入瀬渓流マップです。今回は右の焼山から左の十和田湖湖畔にある子ノ口(ねのくち)までの約15㎞をフルに歩きます。

ただ、見どころの滝などは後半に集まっているので、私のように意地になって全部歩くのでなければ、前半は歩かなくてもいいかなと思います。

累積標高約240m、距離15㎞、合計時間約4時間のハイキングでした。

交通ですが、JRバスが奥入瀬渓流沿いの国道102号線を走っているのでそれを利用するのがよいです。私はレンタカーを子ノ口に停めて、JRバスで焼山まで行ってから、焼山から子ノ口を歩きました。

この国道102号線は奥入瀬渓流の歩道のすぐ横を走っており、車に乗りながら滝を眺めるという横着な観光ができるようになっています。



11時21分の焼山のバス停で下車して歩き始めます。本当は一本前のバスに乗りたかったのですが7月30日からの運行でした。

これは星野リゾート奥入瀬渓流ホテル



ブナ林の中を抜けていきます。



連日の雨でかなり水量が増しています。



水流の模様が美しい。この先の石ヶ戸(いしげど)休憩所で持参したランチを食します。この石ヶ戸休憩所は軽食もできるし駐車場も充実しているので、ここから子ノ口までのハイキングで十分奥入瀬渓流を堪能できます。



石ヶ戸休憩所で一休みして再びレインウェアを着込んで歩きます。森の中に敷かれた板の歩道が絵になっています。



歩道とあまり高さが変わらないところに勢いよく沢が流れています。水が溢れないのは子ノ口にある水門で水位がコントロールされているからです。



ブナ林が美しい。



馬門岩。モアイの顔のように見える。



雲井の滝。高さ20m。このあたりから次々と滝が登場してきます。雨が降っていると歩きにくいですが、迫力のある滝が見れるのは良いこと。



こちらは白布の滝



これも良い写真。



これは九段の滝



渓流をまたぐ木道。



これが最後に出てくる奥入瀬渓谷最大の銚子の滝。この滝のせいで魚が十和田湖に遡ってこれず、十和田湖は長年魚のいない湖でした。



こちらはシャッタースピードを落としたバージョン。



子ノ口のそばの水門。ここで奥入瀬渓流の水位がコントロールされています。



ようやく子ノ口に戻ってきました。



観光船が浮かんでいる十和田湖。左奥にうっすらと見えるのが御倉山。



地図で見るとこんな感じです。こうして見ると火山爆発によるカルデラ湖らしい形をしています。



ゴアテックスが使われているモンベルの全天候型シューズも、昨日と今日と連続でぬかるみを歩きまくったせいですっかり水が浸み込んでしまいました

湖の水で靴の汚れを手で落としてレンタカーのヤリスに戻ります。なんとこのヤリス、新車でした。ホント、汚して申し訳ないです、トヨタレンタカーさん😌



再掲ですが、この後に泊まった、谷地温泉(やちおんせん)は酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)の近くにも関わらず、全くしょっぱくなく、約38度のぬるめのお湯で、しかも源泉が浴槽の下からポコポコと湧いてでてくる👀という新鮮さ。

いままで筆者のなかでの温泉ベストは乳頭温泉郷の黒湯温泉だったのですが、ぬるめの湯愛好者である筆者のハート💓を鷲づかみにされ、谷地温泉が温泉ベストになってしまいました。

(谷地温泉HPより)

青森4日目は飛行機搭乗まで時間があるので、十和田現代美術館を訪ねます。筆者の好きな名和晃平(なわこうへい)の特別展をしています。

この美術館は最近増えてきたカメラOKの美術館なのでRX1Rを持ち込んで好きなだけ撮影しました。

この名和晃平の作品は以前、銀座のエルメスで展示されているのを見ましたが、これは常設です。

名和晃平の作品に共通するのはクリーンな無機的感覚と、有機的感覚を融合させているところではないかと思います。



これが名和晃平の特別展の目玉作品。一つ一つのバブルがヌメヌメとふくらんでは消えます。アイデアも素晴らしいですが、常時運転できるような特殊な液体や素材などを探してきて実現する技術も驚きました。



その他、常設コレクションを撮影したものを掲載します。場所的に正直あまり期待していなかったのですが、いい意味で期待を裏切られました。アート好きな方は是非お勧めします。

スゥ・ドーホー(韓国)の作品。



トマス・サラセーノ(アルゼンチン)の作品。



塩田千春の作品。



ロン・ミュエク(オーストラリア)のハイパーリアリズム。4メートルの巨人



美術館の外にも無料で鑑賞できるオブジェがいくつかあります。これはドイツのインゲス・イデーというアート集団の作品です。



日本の現代アートの第一人者、奈良美智(よしとも)。タイトルが「夜露死苦ガール2012」。




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