右端に銀閣寺のある東山慈照寺がありますが、政治や騒乱のゴタゴタを嫌った足利義政が、洛中が見えないように吉田山を塀にする形の位置に銀閣寺を建てたことは有名です。
御所の北東、京大のそばにあります。
洛中の七つの入り口、京七口の一つである荒神口からスタートします。荒神口は、近江まで、志賀街道という道でつながっているのです。
ちなみにこれが京七口の地図です。
志賀街道の鴨川にかかる橋は荒神橋。大文字がちょこっと見えているのがわかるでしょうか?
鴨川のホッピングの石が亀になっています。
志賀街道ですが、基本碁盤の目になっている京都で斜めに走っているのに違和感を覚えます。丸太町通りより北になると、昭和のかほりでいっぱいです。
京大を過ぎるとすぐに吉田神社の鳥居がでてきます。
参道脇の住宅街。
石段を上がっていきます。
吉田神社ですが、平安時代に藤原氏が平安京の守護神として奈良の春日大社の神様の神霊を分けてもらった(勧請 かんじょう)ことが由来です。鎌倉時代から吉田家が神職を務めるようになったことから吉田神社と呼ばれています。
お菓子の神様を祭っている菓祖神社
以前は吉田山の西側に旧制高校があったとのこと。京大に吸収されたと書かれています。
頂上はフラットなのですが、ここに茂庵(モアン)というカフェがあります。
古民家風の家屋を使ったなかなかオシャレなカフェです。
1Fは待合室で、2Fがカフェになっています。完全な木造なので歩くとギシギシいいます。6月の初夏の暑い日でしたが、開いた窓から吹く風が気持ちいい。
少し早いですが、宇治金時のかき氷をいただきました。
茂庵の少し北に山頂休憩広場があるのでそこに行ってから、東側の「古い家並み」と書かれている場所へ下ります。
山頂休憩広場に向かう道はこんな感じです。
ここが山頂休憩広場。大文字が見えるベストポジション。
もう少し視力がよければ、ハイキングの人たちも見えるのではないかと思うくらいの距離です。
送り火の時は、満員になるのではないかと思われます。
茂庵は西側に茶室があります。
造佛所、って初めて見ました。
造佛所の横にあった、ちょっと今風の木彫りの地蔵さん。
西に下りると、ますます大文字山が近くなります。銀閣寺そのものは見えませんでしたが、敷地の建物が少し見えました。
0 件のコメント:
コメントを投稿