これはチラシ☟
一年のうち少ししか公開しないため絵の傷みが少なく、彩色が非常に鮮やかなまま保たれている。普段は巻いて箱にいれて保管しているらしい。
勿論撮影禁止なのでこれはネットで拾った画像を自分の記憶に基づき若干色温度補正をしてます。
満月の光に照らされて永遠の眠りにつく釈迦を悲しむ者たちが描かれており、高さが10mもあるので下からだけでなく、二階からも鑑賞できるようになっている。
下部に描かれた動物たちの中には犬のコリーもいて、獅子や象などが抽象的に描かれているのに比べると精緻に描かれていることから等伯は外国から来た実際のコリーを見て描いたのではと言われている。あと、釈迦の頭の一番左端で沙羅双樹に寄り添う緑の服を来た男は等伯自身だと言われているらしい。この作品を描いたのは60歳になってからでちょうど関ヶ原の闘いがおきる直前頃の作品とういうこと。
等伯は能登出身で絵師となり京都にきてから大きく評価されて、狩野派と並ぶほどの大家となった人。千利休と親しくしていたという。狩野派の大御所、狩野永徳とはライバル関係で仕事の邪魔をされたりしたらしい。
この作中の緑の衣を着た永徳は、自分の跡継ぎに決めていた長男を亡くし、友人の利休は秀吉に切腹させられて、深い悲しみを表情にたたえている。
本法寺(ほんぽうじ)は、日蓮宗のお寺で、所在地を何度も移している。大坂堺に場所を置いていたこともあったという。
これは日蓮の蓮池。残念ながら蓮はまだなかったが、池の周囲のデザインがとてもユニークだ。本阿弥光悦の作品。
お堂の前には見事な桜の木があり、花を吹き出そうとする蕾が無数にある。いよいよ春がやってくる。
ウグイスが「ホーホケキョ」と鳴くのは春だけ。澄んだ声が美しかったのでスマホで録音しました。
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