写真は石山駅のバス停。ミホミュージアム行きがでてますね。
結果から言うと、これが全行程です。20キロ以上は確実にありました。
瀬田川です。ボート部かなにかでしょうか。
ゴルフ場を突っ切るといっても完全に車道になっています。調べると、この瀬田ゴルフコースは北コースと東コースの分離した2コースになっているようです。なのでかなり大きな敷地です。
ゴルフコースを抜けてしばらく歩くとようやくのどかな雰囲気になってきました。
太神山(たなかみやま)までのルートです。
歩いていると、かなり立派な家屋が数件見られた。このあたりは近江の国として栄えた名残なのかな。
途中でロッジ風レストランを見つけました。RIO PIESという名前。スペイン語で「川のふもと」みたいな意味かな。ここでは本場オーストラリアのミートパイが自慢というので、お昼ご飯におにぎりを持ってきたにもかかわらずいただきました。なかなか美味しかったです。手前にバイクが何台かぶらさがっていますが、本格的な自転車乗り(?)が店内にいました。私は自転車は車を気にしながら車道を走るのが嫌なのであまり興味はありません。
ミートパイの店のマスター(?)に教えてもらいましたが、このあたりは湖南アルプスと呼ばれているとのことです。ちょっとアルプスは山の高さからして、いいすぎではないか?と思いますが、土地の空気というか雰囲気はアルプスの麓の高原のような感じがしないではないです。
湖南アルプスの代表的な山が、太神山、矢筈ヶ岳(やはずがだけ)、笹間ヶ岳の3つだそうです。いつか3つまとめて登ってみたいけれど、今回はミホミュージアムにいくので、太神山だけ登ります。
車道から登山道に入ると沢が。
迎不動。
ひらがなで、「たなかみふどう」と書いてあります。
それなりに登ってきました。石山方面の町並みかな?
泣き不動。この言葉は奥が深いです。陰行とは、人知れず努力修行することだと推測できますが、陽行とはなんでしょうか?ググっても出てきません。「行」なので、楽しく遊ぶという意味ではなさそうです。
不動寺の入口です。
鳥居のすぐ奥にある二体の像がとてもいい。柔和な姿から不動さんではなさそう。
こちらが太神山の頂上。
古代の巨石信仰の巨石が動かないことから「不動」になったのかもしれません。
お堂の下を通る時よく見ると清水寺と同じ懸造(かけづくり)。小さなお寺とは言え、本格的なものだった。
さあ、登山は達成できたので、本来の目的地であるミホミュージアムに向かいます。
これが太神山からミホミュージアムへのルート。最初は三筋の滝からすぐ上に行けるもんだと思っていたのがすごい遠回りを強いられることとなる。
三筋の滝への道。これが長く感じた。
きれいな沢。滝が近く感じられる。
三筋の滝。なかなか豪快な滝です。
ようやくミホミュージアムの案内が。石山駅からはるばる歩いて、しかも三筋の滝からすごい遠回りで歩いてくる人はほとんどいないのでは?
ミュージアム入口への歩道用階段がありました。少しほっとした気分。
さてミホミュージアムの受付でチケットを買うと、本館までの間がトンネルになっています。
GoogleMapで見るとこんな感じ。右上が受付で、左下が本館です。こんな山の中に美術館のためだけにトンネルを掘るとはかなりお金がかかっています。
トンネルの出口。
これはパンフレットですが、常設展は古代のエジプトや中国の像などが中心でした。なかでも、この二体が見ものです。
館内の建築デザイン。このデザインを手がけたのが、イオ・ミン・ペイというアメリカ国籍の中国人デザイナー。代表作がルーブル美術館のガラスのピラミッド。
ガラスのピラミッドを彷彿させる三角を基軸とした光溢れる建築になっています。
ただ、何というか、ちょっとチープな感じがしてしまうのは何故でしょう。鉄のパイプをつなげた感じがわかりすぎてしまうからかも知れません。
館内からトンネル出口をみる構図が一番美しいような気がします。
実はミホミュージアムを知るきっかけとなったのがTV番組「ファッション通信」でルイ・ヴィトンが2017年にコレクションをここで開催したからなのでした。
これがYouTubeにあったファッションショーの動画です。トンネル出口と館内入口の間をキャットウォークにしています。メークは歌舞伎役者風。
館内にあった喫茶で抹茶とわらび餅をいただきました。
トンネルの中は金属で覆われていてフューチャリスティック。
帰りはバスで石山駅まで行きました。
【追記】帰ってからミホミュージアムについて調べましたが、ミホは、小山美秀子(みほこ)から来ており、彼女は神慈秀明会(しんじしゅうめいかい)という宗教団体の開祖者です。神慈秀明会はミホミュージアムから三筋の滝をはさんだすぐ隣にありました。ミホミュージアムからも変わった形をした建築物が見えたのですが、その時はなんの建物かわかりませんでした。ミホミュージアムにあった展示物もすべて教団所蔵のものだそうです。かなりの資金を教団活動から集めたのかと思うと、この美しい建築物も微妙な気がしてきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿