(名所:虚空蔵山頂上付近の丹波岩)
この冬は特に寒かったのと、京都市から大津市へ引っ越し🚛たのとで、2カ月近くも月読ブログから遠ざかっていました。
2月24日にはロシアのウクライナ侵攻が開始され今のなお進行中です。21世紀になり世界各国が手を携えて未来の人類へ希望を繋げていこうとしている努力に完全逆行する行為でありプーチンには正義の鉄槌が下されることを切に願います。
3月中盤になってようやく春を感じさせる気候🌞になりました。今日(3月16日)は特に素晴らしい天気に恵まれたので、農園のある丹波篠山近くの山に登ってみることにします。
久しぶりの登山なので軽めのコースとして虚空蔵(こくそう)山を選びました。丹波篠山市中心の篠山城跡から車で約30分の場所です。
コースですが、丹波焼の窯元の中心である立杭陶(すえ)の郷の駐車場に車を停めて虚空蔵(こくそう)山に登ったあと北隣の八王子山頂上で折り返して戻ります。
標高差433m、累積標高688m、合計時間4時間ほどの軽いコースです。頂上付近には軽い岩場がありますが、登山道は整備されており初心者でも楽しめます。
そばにJR福知山線の草野駅と藍本駅があり、すれ違った2組とも駅間を縦走するコースを採られていました。草野駅から登ってきた人から聞くと、八王子山と草野駅の間にはクサリ場があるらしいですが、クサリを掴まなくても登れる程度のものらしいです。
朝8時半ごろに立杭陶の郷の駐車場に停めます。丹波篠山の人気スポットの一つなので帰りには半分以上駐車していましたが、早朝は私のスイフト一台のみです。若干気が引けます。
登山コースの最初に4台ほどの駐車スペースがあったのでそこに停めるのもよいかと思います。
立杭陶の郷の舗装道路を少し上に上がっていくと虚空蔵山への登山口の案内版が出てきます。
登山口そばにある立て看板。丹波立杭焼は日本六古窯(ろくこよう)の一つで素朴な味わいが特徴です。
施設内には以前訪問しましたが、数十の丹波焼のお店が並んでいて伝統的なものからモダンなものまで品数が多く、値段もお手頃なものが多いので買い物が楽しめます。猪鍋が食べられるレストランもあります。
朝の登山口は本当に気持ちよく、ウグイスの鳴き声が絶え間なく聞こえます。ウグイスの他に「ツクツクボーシ」とさえずる鳥がいます。ツクツクボーシは蝉ですが、誰が聞いても完全にツクツクボーシと認識できる声です。
調べてみるとキビタキというスズメの種類の鳥だそうで、鳴きまねが得意な鳥らしいです。
音声だけの録音ですが、下のボックスをクリックするとウグイスとキビタキの声が聞こえます。キビタキは録音した時は「ツクツクボーシ」とはさえずってくれませんでしたが、声は聞こえます。
キビタキはこんな愛らしい鳥です(Wikipediaより)。
朝日を背景にした杉林。
北に折れ曲がる場所にベンチがあり休憩できるようになっています。
登山道には硬質ゴム製のしっかりしたステップが金属杭でしっかりとうちつけられていますが、肝心の段差が大きいところでは浸食などで浮いてしまっていてかえって歩きずらい。
藍本駅へのルートの分岐点です。
藍本駅分岐から頂上までは少し岩場の多い道になりますが、全く危なさはありません。
頂上手前の名所、丹波岩です。修験者の山であれば、「〇×の覗き」という名が付いるような場所です。
虚空蔵山の頂上に到着。頂上にはベンチのついたテーブルが設置されているのですが、かなり壊れていてギリギリ使えるレベル。
南から東方面への景色が広がります。特になじみのある山が見当たらないのが残念ですが、低山が波のように遠景へ続くさまは美しいものがあります。
頂上にあった説明図。左手(南方向)には淡路島も見えるはずですが、少しガスってるので淡路島なのかどうかよくわかりません。
虚空蔵山から北へ40分ほどいくと八王子山に到着しました。少しアップダウンのある尾根道で、虚空蔵山だけ登って帰るだけだと物足りないのでちょうどいい。
八王子山の頂上。景色はありません。😅
八王子山からの帰り道に見えた虚空蔵山頂上。約100メートルの差です。
このあと、虚空蔵山の頂上でランチにおにぎりを食べていると携帯電話がなり、
親父が倒れたと救急車から連絡が。このあと急いで下山して搬送先の病院に駆けつけたところ命に別状はなく不幸中の幸いでしたが、何でわざわざ山の頂上にいる時にそんな事件が発生するのかと思いました。