観光客でごった返す嵐山のヤマに登ろうと思い、いろいろ調べたところ、松尾山、嵐山、烏ケ岳(からすがたけ)のルートが面白そうだったので行ってみました。
山と高原地図では、嵐山までは京都一周トレイルコースですが、嵐山から保津峡までは難路として点線で描かれており、しかも去年の台風の倒木のせいでひどいことになっているのでは?と不安がありましたが、結論を言えば、そんなにひどいルートではありません。
苔寺までは嵐山駅からバスで行きます。バス停からの出発地点。
川の向こうは苔寺のお庭です。
ここが苔寺の入り口ですが、予約をしないと入れません。
3年前に苔寺を訪ねた時の写真ですが、非常に美しいお庭です。
弥生時代の古墳が120か所も見つかっているそうです。
苔寺から少し行くと突如登山道の坂が現れます。
それなりの坂。いつも登り始めはしんどい。
このルートは絶えず右側に京都の景色が楽しめるのがよいです。
まず目指すは松尾山
こないだ樹木ツアーで教えてもらいましたが、昔たくさんあった松のまわりに椎の木が生えて、富栄養の土の弱い松が負けてしまいます。
これは双ヶ岡(ならびがおか)です。
景色のよい休憩場所があります。
松尾山まではとても歩きやすい。
途中の西山にあった地図。赤いルートは京都一周トレイルですが、私は嵐山駅には下りず尾根沿いを進みます。
現在地の西山から右上に行き、松尾山にいってから、左下にいって、烏ケ岳にいくというルート。保津峡へは通行不能と書いてあるのが非常に気になりますが...
こちらが松尾山頂上(276m)。頂上を示すプレートがどこにも見当たりませんでした。
景色はなかなかよい。遠くに比叡山が見えます。
嵐山に向けて進みます。途中で渡月橋も見えますが樹々にさえぎられ写真で撮ってもよくわかりません。
ロープで岩場を登るような場所が出てきましたが、ここだけです。
松尾山まではかなり処理されていますが、このあたりから、倒木を越えることが多くなってきます。でも歩ける程度には処理されているので安心を。
良く見えにくいですが、手前の黄色の標石には「十条」と書かれています。場所的には十条には程遠いのですが、何の意味があるのか?
このルートでは度々、松の苗が植えられているのを目にします。松を増やしたい気持ちはわかるけど、自然の摂理に逆らってまでやる意味があるのかな。とにかく踏まないように注意。
嵐山頂上(382m)です。
平日のお昼、山頂はじっちゃんばあちゃんハイカーのお弁当タイムになっています。
ここ、嵐山の山頂には城があったというのを行ってみて知りました。香西元長(こうざい もとなが)という人が城主だったそうです。
聞いたことのない人ですが、香西氏は元々讃岐国出身だそうです。戦国時代でも応仁の乱とか信長以前の歴史はややこしいだけでドラマがないので興味がわかない。香西元長も細川家の家臣だったのだけど、細川家の後継者争いのゴタゴタで嵐山城も落城し自分も矢にあたって死んでいます。
さてここからがいよいよ難路とされているルートなので気を引き締めていきます。道が細いけども全然大丈夫。
北に上がってきたので祇王寺や高雄山が見えます。
烏ケ岳(398m)に到着。嵐山と違って誰もいません。今日はかなり寒いだろうと思ってカップヌードルにしましたが、天気も良くておにぎり+豚汁にしておけばよかったと少し後悔。
面白い岩が露出している場所がありました。黄色い破片が植物の種のようにこぼれ落ちています。層状チャートなのでしょうか?
杉の木が何本か平行に倒れています。
このあたりから、林業の鹿防止ネットと思われるものが続きます。道に迷わなくてよいメリットはあります。
地図には載っていないのですが、山上ケ峰(482m)へ登れるので行ってみます。
頂上ですが、景色も何もない。ワイルドな道を味わえただけでしたが、とにかくここ(482m)が今回の最高峰。
ここからは下り道です。
保津峡の向こう側の山々が見えます。高瀬山かな。送電塔の数が多い。大飯原発からの送電ルートではないかと思われます。
愛宕山が見えました。
苔寺から続く林道のロータリーに出ました。この先から登山道が続きます。
愛宕山を見ながら、下っていきます。
地図でみるとこんな感じです。
保津峡への斜面は林業の杉がバッタバッタと倒れています。
自然に生えた樹はたいてい下が太いのですが、林業用に育てられた樹は、木材加工を考えてまっすぐなので台風に弱い。
ロープを掴んで急斜面を下る。
トロッコ列車の線路が見えてきました。
保津川です。
トロッコ列車の駅がそばにあります。橋の右側の向こうに行けばJR保津峡駅です。
トロッコ保津峡駅から帰ろうと思ったのですが、40分ほど待たねばならないのと、料金が600円もするので、写真を撮っただけで、JR保津峡駅から帰りました。